「京都検定」というものがあるのはご存知だと思います。
古都京都の歴史や文化を語り継ぐ者を育成し、観光の振興につなげようと2004年、京都商工会議所が始めたものです。
第2回目となった昨年12月の試験ではその人気は全国へと広がり、前回を3割上回る1万3000人を超える人が受験しました。
どこに行ってもコンクリートとネオンが蔓延しきっている我らが日本にとって、木造、瓦、味わいのある小道が残る町並みは日本人の心を洗ってくれます。未来永劫、そんな景色と伝統を残してほしいものです。
そんな京都検定にあやかり、私もとある冊子で「Jリーグサポーター検定」なるものを細々と掲載していました。
等級は3段階。スタジアムのキャパから、選手の経歴、過去の珍しい記録や発言などを問題にしています。
でもJリーグやクラブからの認証があるわけではなく、あくまで冊子内で完結するもの。だから紙面を活性化させるための味付け程度のものでした。
しかしとうとうやってくれました。
3月からベガルタ仙台が「ベガルタ検定」なるものをスタートするようです。
今回実施するのは3級と2級、試験は4択式問題で50問。80点以上が合格となるようです。
しかも結構本格的で何度か模擬試験が雑誌に掲載され、「ベガ検予備校」なるものまで携帯サイトで始まっているようです。おそるべし!
合格者には選手との食事会や、VIP席での観戦など豪華プレゼントが当たるということです。
1級の概要は発表されていませんが、合格者にはテレビでの解説やイベント出演などあったら面白いんじゃないかと思います。
さて試験と言えば、先日「メディア カンファレンス オン レフェリング」なるものに行ってきました。
簡単に言うと、「審判の判定基準をメディアのみなさんも理解してくださいね」って会。その会で26問のテストを受けてきました。
内容は、昨シーズンのJリーグで実際にあったファールシーンを見て、正当、直接FK、警告、退場を選択するものです。
流されたほとんどのシーンは直接FKか警告にあたる微妙なもの。明らかにひっかけ問題みたいなものもありましたが、メディアのみなさんは行儀良く冷静に回答してました。
ちなみに私の結果は23点。これがすごいかどうかは分かりません。
こんな感じで日本サッカー協会審判委員会は毎年数回このような会を開いています。これは毎年ピッチで繰り返される審判批判を抑制するためだけではなく、FIFAが示した判定基準を順守することで国際試合で不必要なカードを受けないためでもあります。
今年は特に遅延行為を厳しく取るらしいですよ。でもこれ、社会人の基本ですから。私も気を付けよっと。
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