2006年のJリーグの詳細が固まってきました。先週金曜日にはJ1・J2の対戦カードや会場、ナビスコカップの大会方式の変更も発表されました。今季もJFAハウスまではせ参じ、発表されたばかりの日程表をペラペラとめくっていると、むむっ! 私の目に引っかかってきたのが、「西が丘サッカー場」の文字(ちなみに私は自称・スタジアムフェチ)。
昨年は1度だけ、横浜FCが西が丘サッカー場を使用していますが、今シーズンはヴェルディがホームとして何試合か使用することになったそうです。
西が丘サッカー場の良さは何と言ってもピッチの近さ。選手の声はもちろん息づかいまで聞こえてきます。また特徴的なのが、ロッカールームや事務所機能がメインスタンド下ではなく、ゴール裏スタンド下にあること。私の記憶では日本で見られるのはここだけ(ロッカールームがないところもありますが…)。せっかくなので、選手の入退場はサンシーロのようにコーナー付近からやってほしいものです。
今シーズンはヴェルディがここをホーム扱いで試合しますが、ご存知の通りヴェルディの本拠地は「味スタ」。しかし同じスタジアムを本拠地としているFC東京との調整があるため、J2落ちしたヴェルディは駒沢陸上競技場も使わなくてはなりません。
ただここで問題なのが、「80%をホームスタジアムで行わなければならない」というJリーグの規定。ヴェルディはホームゲームの8割を味スタで行わなければならないのですが、どうしても基準を満たすことができず、今季に関しては特例として認めてもらったそうです。J2降格の余波はこんなところにも出てきているんです。
面白いところでは「国立競技場」の扱い。ここを本拠地としているチームはありませんが、リーグ戦では毎年何試合か行われています。千葉、浦和、柏、鹿島なんかがやっていますが、国立をホームとして使えるチームは基本的に関東をホームタウンとしているチームのみ。だから関東以外のクラブで代表経験のない選手は国立のピッチを踏むことはほとんどありません。たまに「国立初めてでした。すごいっすね」なんてコメントが選手から聞かれることがあります。『聖地』と呼ばれる所以は選手間でも存在しているんです。
こんな予備知識を持って試合観戦してみるのも面白いかもしれません。
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