何だか今年のJリーグはカードが少ない気がしませんか。昨シーズンのJ1開幕戦では2人、第2節には3人の退場者が出ていましたが、今シーズンは2節終了時点で2人だけ。数字上だけでなく、観戦している方々もきっと実感していると思います。
このブログでも書きましたが、今季から迫力あるプレーを継続して楽しんでもらうために、反則を受けたチームに有利なボールが出た場合は状況を見てプレーを続けさせる点をこれまで以上に重視しています。
第2節の大阪ダービーに良い例がありました。ドリブルで持ち込んだG大阪の選手に後方から激しいタックルが見舞われたのですが、ボールは味方にこぼれ、最終的にマグノアウベスがゴールを決めています。昨季までであれば、プレーは中断し、選手も観客も悪質なファールに気を取られ、マグノアウベスがスペースへ走り込む動きも生まれていなかったでしょう。
カードが少なくなることでサッカーの面白みが増すことは非常に良いことです。そのカード関連で面白いことを耳にしました。レアル・マドリード、ロビーニョの話。前所属のサントスFC時代に、アリエナイ理由でイエローカードをもらったそうです。
その理由は ドリブルのしすぎ!!!
はぁ〜〜? と思うのは当然のこと。なんでもロビーニョがボールを持って相手をスルスルとかわす姿が相手選手を侮辱することにあたったとか。ロビーニョが伝説になった瞬間です。
さて、サッカーでは不可欠なこのカード。実は正式に競技規則に取り入れられたのは1992年のことなんです。それは母国イングランドのリーグ戦で1981年から1987年まで「レフェリーがカードをむやみに出しすぎる」と選手側から不満が出たため、見合わされていたからなんです。
カードの話、またします。
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