春の選抜高校野球で静岡県の常葉菊川高校が優勝した。
私は静岡出身で中学時代は野球部に所属していたので、この快挙がどれほどの価値があるかよくわかる。高校の強豪校と言えば、何十年も前から浜松商で、29年前の同校の選抜優勝を唯一の誇りとして記憶している人は多い。夏の甲子園では毎回のように2回戦か3回戦止まりで、ベスト8にまで行こうものなら、ちょっとみんなでツアーでも組もうか、なんて気分になる。比較的温暖な気候で友好的な県民性もあり、スポーツ分野におけるハングリー精神が生まれにくい土壌にあるため、若年層からヒエラルキー的に育成してきたサッカー並の期待を掛けてはいない。だからこそ、今回の優勝は正直意外だった。
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