流石に時差1時間だと楽なんて、昨夜懐かしの沢木耕太郎新作なんて読みあげてしまったので、また寝坊。いつもは海外では朝ストレッチ&ウオーキングなのだが、今回シューズもなにも持って来ず! 反省しかり!
またスーツ用の靴下も整髪ジェルも忘れてきているのに気が付き、ホテル内を探すが売ってないので、雨の中近くのコンビニまで、トホホ。日本と同じ商品構成にひと安心。
途中で飲茶朝飯店見つけ、オーダー苦労しながらなんとか鳥粥と揚げパン&点心。うーーん 流石超◎!
タクシーで(処が基本料金11元X16円なんて安いので、奪い合い! ホテル前ならまだしも、街中だと先客が勘定中にどんどん車内に乗り込んでいかないと、いつまでも乗れない!)オートショウ会場へ、東京しかりこの手の展示会場は都心部から約一時間と遠いのが世界共通だが、高速渋滞でも約20分料金30元約500円。プレス章を見せ会場に入るがでかい!大きい!広い!プレスデイなのにすでに凄い人、人。
デトロイトショウ、パリサロン、フランクフルトショウ、世界のめぼしいオートショウにはすべて行ったが、うーーーん 1番大きいです。だって一番奥の会場パビリオンなんて霞んでよく見えない!
まあ建物が大きくて広いだけで中身の問題だろう、まあ所詮、、
なんて6会場構成の、まずはW1から入ると、派手な施工、照明、音響、コンパニオン、男女モデル、大画面映像演出、全てバブル期の東京モーターショウよりも素晴らしい!
中国国内の自動車メーカーだけでもこんなにあったの!それもみんなこんなにワイドバリエーションの車種構成! 18社ちかいメーカーがあったなんて知らなかった!
それらが皆東京なら日産くらいのブース展開をしている!でかい訳だ!
会場費すなわち場所代が安いにしても、展示装飾には大きな予算割かなければ、こうはいかないはずです。音響、照明、進行デレクターなどは人件費安い分の丁度3倍くらいの布陣。身長185cmはあるイケメン男性モデルも数知れず。
トヨタ、NISSANにはモデルもコンパニオンも誰もいないのを見て、寂しい気になりながら5番目のW5会場に、ポルシェブースが、、
でかい!広い!私がいままで見たポルシェのブースのなかで1番大きい! 自国フランクフルトよりも大きく、豪華!
いくらポルシェも車種が増えたと言え、大きい!
ポルシェの場合は、自国ドイツで作った展示ユニットを世界のショウに持ちまわる、ゆえに展示施工予算はかなり高いはず! また会場の様々な進行を担当するディレクター諸君の数も多いが、なにより皆お揃いのスーツがまあ似合っている。
東京などでは普段カジュアルなカッコが多く、ディレクター達が本番にスーツを着ると、借りてきた猫みたいにどこか似合っていないもの! とてもこれ大事なポイントです。我々のクラインは実にこの辺をよく見ている! ある意味その請け負い会社の文化度の尺度になる!
もちろんユーロあたりは文化度満点! 明治維新の山猿が袴脱いで、ズボンはいてるんじゃ困る訳です。
11時半にポルシェブースで30分の記者発表会、数え切れない程のTVカメラ群。こんなにプレスいるの??? 日本からも上海支局社ほぼ全部ご来臨。
うまく日本でもニュース枠でポルシェ新車広報が出来ればと念じながらも、この世界一のオートショウをどう報道するのか複雑な気分と大石の矜持。
ここまでポルシェ社としてチャイナに力いれ、東京モーターショウには出品中止するのかと!
それは、そうだよね、ドイツ、シュツトガルト本社から同じ時間で来れて、同じような黄色い肌と黒い髪の人間に車売るなら、投資効率考えれば答は。。。
お国の利益と自己の出世とうるさい株主を考えれば当然です。
国を挙げての経済戦争しているのですものね! フォードもGMも素晴らしいブースでした。ちなみに中国GMは黒字利益だそうです。
ポルシェブースのプレス発表進行台本を盗み見ると、英語での細かいマニュアルはわが東京と同じレベル。人件費が安い分、運営上でもやたら人数で解決する様です。
ブース内の清掃、車磨きなどがやたら員数多く(これはホテル内も同じ)、とてもがさつで、おおざっぱな印象を受ける。しかし大石哲也個人では、このある意味おおらかさはとても好きなのですが。
どうであれ、何故か完敗気分で、打ちひしがれた気分で1日を送り5時会場終了。
予測される会場出口での人種様々な無法地帯タクシー争奪戦争。
ひと、人を押しのけ悠々と助手席に乗り込み(どうも一人の場合上海人はこの流儀)50元とホテル住所カードを運転手さんの手につかませて、完勝!
だってひとを押しのけるの大得意だもの!
この項つづく
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