2007年は、我々PR関係、企業コミニュケーションに携わる人間にとっては、参考事例に事欠かない、企業不手際の多い年として暮れて行きました。
ミートホープの偽装問題、数々の船場吉兆疑惑、企業のコンプライアンスが広く求められるこの時代に、一代で築いたミートホープ社では、親子の確執の表れと変えた記者会見が、刑事立件にまで発展したのは印象深い事例でありましょう。
企業のコンプライアンス問題が発生するのは、内部告発者の存在が欠かせませんが、同社は、親子間での内部告発という珍しい例です。
日本が誇る老舗企業。100年以上続く株式会社が、世界で一番多く現存するのは英国ではなく、我が日本であります。
その“老舗力”を、ビジネスママの指導、指示、演出がステージママと化して露呈したのが、船場吉兆の、あの記者会見。
味や質のある経営を求める弊社も、来年2009年には25周年を迎えます。
個の能力と発想をスパイスに、新しい企業ならではの柔軟性を持った経営を邁進してきた弊社も、PR会社として、もはや“古い”部類に入ろうかとしているかも知れません。
来年の25周年を迎えるにあたり、2008年は=更なるスパイス計画=の大事な基盤作りと考えており、組織の再構築、社内制作力の増強化、営業の編成力アップとシフト変更など様々なカイゼンに日々努めてまいります。
スパイスのスキルのベースである人間力を礎に、戦略性、企画力、実行力の3つのポイント。
更に“組織力”を以って、クライアント、そして社会へと還元することを使命として味と質の高い経営を求めて。
2008年 年頭にあたり
代表取締役社長 兼 最高経営責任者 大石哲也
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