ご無沙汰してしまいました。
さて、今回何かと話題のTwitterについて。
スパイスでも、クライアントから「Twitterってどうなの?WebPRの施策に盛り込んでほしいんだけど」などと要求されることが多々あります。
クライアントの要求ですから、断りませんが、どうも以前の「とりあえずWebでなんかやってよ」的なムードが漂っています。
当時は、Webサイトを持っていないと駄目だ。Webで展開すれば(売上げも含め)すべてうまくいく的な空気が流れていましたが、当然のことながら何にでもビジョンや戦略がなければうまくいくはずはなく、現在では更新もされず、「死んでいった」Webサイトがネット上にたくさんあり、それがSEOを阻害していることもあります。
で、現在はTwitterなんですが、「それでは、どなたか担当者を決めていただき、その方を含めて運営に当たりましょう」と言うと、「そんな時間も余裕もないからやってちょうだい。」なんて答えも。
そもそもTwitterで何をやりたい、という考えがなく、とりあえずなんか盛り上がってるみたいだからうちもやってみる的な安直な考えも見受けられます。
Twitterは自分がつぶやいたり、つぶやきフォローすることにより、より深いユーザーやコンシューマーとの関係を築くのには良いかもしれませんが、それなりの努力と手間が必要です。
様々な成功例が公表されていますが、すべてに共通しているのは、担当者のTwitterに対する「熱意」が成功に導いているのがわかります。
一方で、大手企業でも大失敗をすることもあり、先日も某メーカーがTwitterの閉鎖を余儀なくされました(対応が迅速だったので逆に企業の姿勢が見直された結果になりましたが)。
Twitterは万能ではありません。ただ、まだまだ大きな可能性を秘めたツールでもあります。
PR会社とクライアント双方が機能とビジョンをしっかりと理解したうえで、ユーザーの立場にたった運営を心がけ、成功事例を増やしていくことが今の課題ではないでしょうか(あたりまえなんですけどね)。