2009年12月4日付の朝日新聞に、集英社が自社漫画雑誌の全面広告を10ページ掲載しました(残念ながら弊社の案件ではありません。念のため)。ご覧になられた方もいると思いますが、ページを開くごとに右側に全面広告、それも10ページ。これだけでもインパクトがありますが、実はこの広告をテレビが取り上げました。
内容はその手法。つまり全面10ページで展開したことが取り上げられました。
広告といえば、この新聞広告の他、雑誌広告、ポスター、テレビ、ラジオなどさまざまな媒体、形態がありますが、通常は「広告」として、企業紹介や商品広告を展開するのが主です。でも、見方を変えて、広告の出し方を工夫すれば、その媒体(この事例で言うと朝日新聞)だけではなく、他の媒体でも取り上げられる可能性があります。
以前から電車やバスの「ラッピング」が話題になることはありました。これは大きさから言っても目に付きますし、話題になりやすいということもありますが、最近はなかなか話題として取り上げられることはなくなりました。そこでこの新聞広告展開。まだまだ方法はたくさんあるようです。
企業の広報部や宣伝部は、費用対効果というものに日々頭を悩ませていることでしょうが、広告展開をちょっとひねるだけで、PR効果と合わせて費用対効果は数倍効率よくなります。
これも戦略PRの一手段といってもよいのでしょうね。