開始の挨拶のなかで、PR関連の書籍が平積みされていると書きました。そんな中から今回は2冊紹介。
まず1冊目は、山見博康氏の「わかる!使える!広報活動のすべて」(PHPビジネス新書)。山見さんとは人を介して一度お話したことがあるのですが、とても腰の低い、好奇心旺盛な方で、その時はネットでのPRの話をしたのですが、とても楽しいひと時を過ごしました。この本は、PRや広報の基礎から実践までを順に解説したもので、個々の施策においてはページ数もあり、消化不良がある部分は否めませんが、全体の工程を俯瞰して見たり、これからPRや広報に携わろうという方にはよいと思います。新書なので、通勤の時間に必要な項目を読み返すという使い方も出来ます。
もう1冊は、本田哲也氏の「戦略PR 空気を作る。世論で売る。」(アスキー新書)。戦略PRは、欧米では昔からおなじみの手法で、日本でも最近注目されているPR手法を解説したもの。詳細は本書に譲りますが、事例として取り上げられている内容(誰もが「あ~、これか!」と言わしめるもの)は見事としか言いようのないもの。クライアントも、PR会社もこんなことをやってみたいと思わせる内容。まさに「空気を作る。世論で売る」の極み。この本を読めば、PRの「スゴさ!」が判ると思います。(編:三浦)