20数年前、コーラなどの瓶入り飲料は180mlが「レギュラーサイズ」、500mlは「ホームサイズ」と呼ばれ、CMのキャッチコピーも「(コップに)3杯とってもまだ余る!」でした。今では500mlなど完全に一人飲み切りサイズですから、当時はあまり水分を取らない時代だったと言えるのではないでしょうか。特に学生の頃は運動中に水を飲むなど言語道断、愚の骨頂。見つかると先生や先輩にキッツーく叱られたものです。これは横っ腹が痛くなったり、バテるからというのがその理由なのでしょうが、実のところは指揮が乱れるとか、集中を削ぐとか、その昔の軍隊的精神論に端を発していたようです。
スポーツ科学が発達した今日では運動中は勿論、血液をサラサラにし、血圧や尿酸値を下げ、老廃物を積極的に体外に排出する為、日常的にも1日に2リットル以上の水分を取ることが望ましいと言われています。当時と比べ掌を返したようなこの変わり様に些か釈然としないものを感じながらも、私は30代半ば頃から健康上の都合もあり、識者に勧められるまま毎日水分を摂取するよう心掛けています。どうせ飲むなら「スポーツドリンクやお茶がいい」という人もいると思いますが、大量に摂取する場合、塩分や糖分、刺激物などを取り過ぎて思わぬ弊害を招く恐れがある為水が一番安心。また腎臓に負担を掛けないよう、常温もしくは温めて飲んだ方がより好ましいとのこと。
ところで、そもそも水事情の良い日本の国民は水にお金を払う感覚などなかった筈ですが、今では当たり前のように皆ミネラルウォーターを買っています。ただその値段たるやピンキリ。私も当初こそ軟水より硬水、いや海洋深層水などと拘っていたのですが、毎日飲むのなら少しでも安い方がいいと悟り、度々安売り店を物色するようになりました。コンビニで買えば2リットルのミネラルウォーターは通常200円以上しますが、なんと2リットル98円で販売している店が結構あるのです。きっとこれが底値なのでしょう、前の職場近くでも「森の水だより」や「薩摩のかくれ水」などの銘柄が同じ値段で売られていました。麻布台界隈でもロシア大使館並びのスーパー(元デニーズがあった場所)で「ハナマサの自然水」なるミネラルウォーターが売られているとの情報を得、早速台車を持参してまとめ買い。最近は毎日それを1本ずつ飲んでいる次第です。それにしても「プロ仕様」って・・・!?
NB部宮崎でした。
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